創設者挨拶

 

国際協力活動とは何でしょうか。テレビの先にある、自分の世界とはかけ離れた場所の問題を解決することでしょうか。私はそうは考えていません。道端にゴミがあったらゴミ箱に捨てる、誰かがペンを落としたら拾ってあげる、そんなことと同じように「困っている人を自然と助けること」が国際協力の本質ではないかと思います。

 

2010年にFESTというNGOを設立して2年が経ち国際協力の形が見えてきた時に、当時大学4年生であった自分は「国際協力を行う団体の横の繋がり」を強化することを通して、プロジェクトの成功・失敗例の共有、知識の共有、そしてユースの意見を集約し社会へ国際協力の大切さとその価値を伝える活動を始めるため、UIYCを設立しました。

 

UYICはユースによる国際協力が「できること」を変えることができます。今まで知らなかったNGOの方々、他の学生国際協力団体と呼ばれる組織の人たちから様々な情報を得ることによって、自分の活動の成果がより大きくなるように是非UYICで提供されているサービスを有効に活用して下さい。類似した活動を行っている団体、また通常では関わりがないように見える分野の団体同士が交流することによって、支援現場で行われる活動や視点が変わります。国際協力は「困っている人の問題を解決していく」ための活動です。

 

若い世代の活動は可能性に満ち溢れています。そして時にそれは社会全体を動かす大きな力、うねりになることもあります。取り組んでみたいと思った国際協力活動でしっかりと成果を出し、現地語でありがとうと言われるような活動を目指す各組織の皆様の活動を応援しておりますと共に、UYICが何か1つでも社会に存在する問題に価値を提供できることを願っております。

 

UYIC-全国国際協力学生団体連盟-創設者

倉田拓人

2015年10月24日